光硬化型樹脂 アクリレート
カタログ
カタロググレード
アクリレート
■単官能
製品名 | 一般名称 | 代表構造式 | 粘度 (mPa・s) 25℃ |
Tg (℃) |
化学物質法規制 | 技術資料 (TDS) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
米国 TSCA |
韓国 ECL |
中国 IECSC |
||||||
M-101A | フェノールEO変性 アクリレート |
10-20 | -8 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
M-102 | 20-40 | -18 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
M-111 | ノニルフェノールEO変性 アクリレート |
- | 60-90 | 17 | 〇 | 〇 | 〇 |
|
M-113 | - | 80-110 | -20 | 〇 | 〇 | 〇 |
|
|
M-120 | 2-エチルヘキシルEO変性 アクリレート |
4-7 | -65 | ✕ | 〇 | 〇 | ||
M-140 | N-アクリロイルオキシエチル ヘキサヒドロフタルイミド |
350-550 | 56 | LVE | 〇 | 〇 | ||
M-5300 | ω-カルボキシ-ポリカプロラクトン モノアクリレート |
80-180 | - | ✕ | 〇 | 〇 | ||
M-5400 | フタル酸モノヒドロキシエチル アクリレート |
4.000-7.000 | - | ✕ | ✕ | 〇 | ||
M-5700 | 2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピル アクリレート |
140-190 | 17 | 〇 | 〇 | 〇 |
■二官能
製品名 | 一般名称 | 代表構造式 | 粘度 (mPa・s) 25℃ |
Tg (℃) |
化学物質法規制 | 技術資料 (TDS) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
米国 TSCA |
韓国 ECL |
中国 IECSC |
|||||||
M-208 | ビスフェノールFEO変性 ジアクリレート |
n≒2 | 500-700 | 75 | ✕ | 〇 | 〇 | ||
M-211B | ビスフェノールAEO変性 ジアクリレート |
n≒2 | 950-1.350 | 75 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
M-215 THEIC系 |
イソシアヌル酸EO変性 ジアクリレート |
- | 3.500-15.000 | 166 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
M-220 PPGDA |
ポリプロピレングリコール ジアクリレート |
n≒3 | 8-16 | 90 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
M-225 PPGDA |
n≒7 | 30-40 | -8 | ✕ | ✕ | 〇 | |||
M-270 PPGDA |
n≒12 | 65-85 | -32 | ✕ | ✕ | 〇 |
|
||
M-240 TEGDA |
ポリエチレングリコール ジアクリレート |
n≒4 | 13-24 | 50 | 〇 | 〇 | 〇 |
■多官能
TMPTA系
THEIC系
PETA系/PETTA系
DTMPTA
DPHA系
製品名 | 一般名称 | 代表構造式 | 粘度 (mPa・s) 25℃ |
Tg (℃) |
化学物質法規制 | 技術資料 (TDS) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
米国 TSCA |
韓国 ECL |
中国 IECSC |
|||||||
M-400 DPHA |
ジペンタエリスリトール ペンタ及び ヘキサアクリレート |
ペンタ(%) 40-50 |
個体または 5.000-7.000 |
250 以上 |
〇 | 〇 | 〇 | ||
M-402 DPHA |
ペンタ(%) 30-40 |
個体または 5.000-7.400 |
250 以上 |
〇 | 〇 | 〇 | |||
M-404 DPHA |
ペンタ(%) 30-40 |
4.500-7.000 | 250 以上 |
〇 | 〇 | 〇 | |||
M-406 DPHA |
ペンタ(%) 25-35 |
個体または 6.800-9.800 |
250 以上 |
〇 | 〇 | 〇 | |||
M-471 DPHA |
ペンタ(%) 20-40 |
個体または 6.500-8.500 |
250 以上 |
〇 | 〇 | 〇 | |||
M-405 DPHA |
ペンタ(%) 10-20 |
3.700-5.700 | 250 以上 |
〇 | 〇 | 〇 |
多塩基酸変性品
ジグリセリンEO変性品
ウレタンアクリレート
■二官能
ポリエステルアクリレート
■二官能
■多官能
製品名 | 代表構造式 | 粘度 (mPa・s) 25℃ |
Tg (℃) |
化学物質法規制 | 技術資料 (TDS) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
米国 TSCA |
韓国 ECL |
中国 IECSC |
|||||
M-7100 | 8.000-13.500 | 105 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
M-7300K | 2.000-3.000 | 250 以上 |
✕ | ✕ | 〇 |
|
|
M-8030 | 560-960 | 250 以上 |
〇 | 〇 | 〇 | ||
M-8060 | 5.000-12.000 | 250 以上 |
〇 | 〇 | 〇 | ||
M-8100 | 8.000-12.000 | 163 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
M-8530 | 350-650 | - | 〇 | 〇 | 〇 | ||
M-8560 | 3.400-7.400 | - | 〇 | 〇 | 〇 | ||
M-9050 | 6.000-14.000 | 300 以上 |
✕ | ✕ | 〇 |
バイオマスアクリレート
製品名 | 一般名称 | 代表構造式 緑部分:バイオマス由来 |
バイオマス度 (%) |
粘度 (mPa・s) 25℃ |
Tg (℃) |
化学物質法規制 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 米国 TSCA |
韓国 ECL |
中国 IECSC |
||||||
M-910 (単官能) |
グリセリン カーボネート アクリレート |
53 | 40-80 | 71 | 少量新規 | × | × | × | |
MT-1519 (単官能) |
ℓ-メンチル アクリレート |
73 | 1-10 | 40 | 少量新規 | × | × | × | |
MT-1522 (単官能) |
2-ヘキシルデシル アクリレート |
81 | 1-10 | -85 | 〇 | × | × | × | |
MT-1523 (単官能) |
n-ヘキシル アクリレート |
64 | 1-5 | -60 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
M-920 (二官能) |
グリセリン ジアクリレート |
45 | 40 | - | 〇 | × | × | 〇 | |
MT-2545 (二官能) |
イソソルビド ジアクリレート |
57 | 100-500 | - | 少量新規 | × | × | × | |
M-460 (多官能) |
ジグリセリンEO変性 テトラアクリレート |
30 | 200-500 | - | 〇 | × | × | 〇 | |
M-930 (多官能) |
グリセリン トリアクリレート |
37 | 30 | - | 〇 | 〇 | × | 〇 | |
M-926 (多官能) |
ソルビトールEO変性 アクリレート |
27 | 4,000 | 53 | 〇 | 〇 | × | 〇 | |
OT-3538 (ポリエステル) |
多官能ポリエステル アクリレート |
33 | 500-1,000 | - | 少量新規 | × | × | × |
トルエンフリーアクリレート
製品名 | 一般名称 | 代表構造式 | 粘度 (mPa・s) 25℃ |
Tg (℃) |
化学物質法規制 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 米国 TSCA |
韓国 ECL |
中国 IECSC |
|||||
M-920 (二官能) |
グリセリン ジアクリレート |
40 | - | 〇 | × | × | 〇 | |
M-930 (多官能) |
グリセリン アクリレート |
30 | - | 〇 | 〇 | × | 〇 | |
M-934 (多官能) |
高水酸基価 ペンタエリスリトール アクリレート |
450 | 250以上 | 〇 | 〇 | × | 〇 | |
M-933 (多官能) |
550 | 250以上 | 〇 | 〇 | × | 〇 | ||
M-940 (多官能) |
高純度ジペンタ エリスリトール アクリレート |
3,500 | 250以上 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
M-923 (多官能) |
イソシアヌル酸 EO変性アクリレート |
70,000 | 181 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
M-935 (多官能) |
イソシアヌル酸 EO変性アクリレート |
1,000 (50℃) |
250以上 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
M-910 (単官能) |
グリセリン カーボネート アクリレート |
40-80 | 71 | 少量新規 | × | × | × | |
M-926 (多官能) |
ソルビトールEO変性 アクリレート |
4,000 | 53 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
新規開発グレード
モノマー&オリゴマー(Mシリーズ)
No. | 名称 | 特長&用途 |
---|---|---|
1 | 低粘度、高硬度、密着性、ハードコート | |
2 | 高硬度、靭性、低カール、多官能ウレタンアクリレートの原料 | |
3 | 低粘度、高硬度、ハードコート | |
4 | ガラス・PET・ポリイミド・金属・ポリカーボネート・TACの密着性、プライマー | |
5 | 防曇性、高密着、高硬度 | |
6 | LED 速硬化(高感度)、高硬度、加熱安定性良好 |
UVシリーズ
No. | 名称 | 特長&用途 |
---|---|---|
1 | 無溶剤&低粘度、スプレー、インクジェット、ナノインプリント、表面賦形、転写樹脂 | |
2 | 耐候性(耐摩耗性、色差)、密着性 |
シートシリーズ(ガラス代替、LiDAR)
No. | 名称 | 特長&用途 |
---|---|---|
1 | 高い透明性、高耐熱、高硬度、低位相差、高耐薬品性、高い加工性 ディスプレイカバー、実験用工程検査用の透明シート |
|
2 | 高い光学性能(950nm、1550nmの近赤外線を約90%透過) 高耐熱、高硬度、低位相差、高耐薬品性、高い加工性 車載・スマートフォン、ドローン、工業用ロボットのセンサーカバー |
|
3 | LiDAR、フィルター |
特長
アロニックスの特長
- 1.環境に優しい製品です(無溶剤)
- 2.省エネルギーと生産のスピードアップが可能です
- 3.幅広い製品設計が可能です
用途
光硬化材料としての利用
- ・光硬化型インキ・塗料
- ・電子線硬化型塗料
- ・光硬化型接着剤
- ・レジスト材料
エポキシ樹脂の改質
・アミン硬化型エポキシ樹脂の改質
プラスチックの架橋、改質剤
仕様
アロニックスの硬化方法
アロニックスの代表的硬化方法を下表に示します。
硬化手段 | 触媒系の例 | |
---|---|---|
ラジカル重合 | 加熱硬化 熱オーブン、遠赤外線、マイクロ波 |
触媒(ラジカル発生源)としてベンゾイルパーオキサド、ジクミルパーオキサイドなどを添加する。 |
レドックス系常温硬化 | ベンゾイルパーオキサイド/ジメチルアニリン、クメンハイドロパーオキサイド/バナジウム系促進剤などを添加する。 | |
嫌気硬化 | ハイドロパーオキサイド/第三アミン/スルフイミドなどを添加する。 | |
紫外線硬化 | 光開始剤(ベンゾイルアルキルエーテル、ベンゾフェノン、アセトフェノンなど)を添加する。 | |
電子線硬化 | (触媒は添加しない) | |
ミカエル付加 | 常温、加熱硬化 | 第一級または第二級のアミノ基を有するポリアミンを添加する。 |
「アロニックス」「アロンオキセタン」は業務用です。製品安全データシート(SDS)で危険性など十分ご確認の上、安全衛生対策・環境対策などに十分ご配慮願います。
ご不明な点は当社担当者までお気軽にご相談ください。
取扱い上の注意
アクリル系特殊モノマー・オリゴマーであるアロニックスは、皮膚、眼、粘膜と接触するとかぶれ、炎症を生じたりアレルギー反応の原因となる恐れがあります。
- 1.換気を十分に行ってください
一般に高沸点で揮発性が少ないため、室温で蒸気による皮膚障害はほとんどありません。しかし、加熱または紫外線硬化時に蒸気が発生することがあります。作業場所の換気を十分に行ってください。
- 2.適切な保護具をつけてください
- 1.皮膚につかないよう保護手袋、前掛け、保護メガネ(ゴーグル)などの保護具を着用し、素手では絶対に取り扱わないでください。
- 2.保護手袋をした場合でも、汚染された手袋で皮膚にさわらないようにしてください。
- 3.保護手袋の材質は、天然ゴム系が有効です。ビニル製は浸透する恐れがあり不適当です。
- 3.皮膚に付着したときは速やかに洗ってください
透明液体で付着初期は刺激を感じないため、付着には十分注意して下さい。
長時間放置すると皮膚障害の恐れがありますので、速やかに石けん水で洗浄してください。
溶剤は皮膚からの浸透を早めますので、皮膚の洗浄には使用しないでください。皮膚接触、吸入、誤飲があった場合には、自覚症状がなくても専門医の診断・治療を受けてください。 - 4.目に入ったときは多量の水で直ちに15分以上の洗眼をした後、眼科医の処置を受けてください。
- 5.吸入したときは空気の清浄な場所で安静にし、直ちに医師の診察を受けてください。
- 6.飲み込んだときは直ちに医師の診察を受けてください。
- ※引火性あるいは可燃性の物質です。熱、火花、裸火その他引火源に近付けないでください。
万一の火災の際には保護具着用の上(必要に応じ呼吸保護具も着用)、風上より粉末、泡または二酸化炭素消火器を用いて消火してください。 - ※反応性の高い物質であり、光、衝撃、熱、他の物質との混合などにより重合反応が生じ、急激な発熱、容器の破損/破裂などの恐れがあります。反応性をあらかじめ確認の上、ご使用ください。
- ※容器からこぼれた場合には周辺の熱源および着火源となるものを取り除き、少量であればペーパータオルや土砂などに吸収させて空容器に回収し、その後大量の水で洗い流してください。多量の場合は盛土で囲って流出を止め密閉容器に回収してください。なお、いずれの場合も保護具着用の上作業を行ってください。
- ※廃棄は処理業者に委託してください。
- ※引火性あるいは可燃性の物質です。熱、火花、裸火その他引火源に近付けないでください。
保管方法
消防法など該当する法規によって定められた諸規定に従い保管してください
- 1.高温物、スパーク、裸火を避け、酸化性物質、過酸化物と同じ場所に保管しないでください。
- 2.直射日光を避け、換気のよい冷暗所(30℃以下)に密閉して貯蔵してください。
- 3.保管場所で使用する電気機器は防爆構造とし、機器類は接地してください。
- 4.他の容器に移し替えないでください。
海外展開
東亞合成はアロニックスを主力工場である名古屋工場で製造しています。海外では、2000年には台湾に販売拠点(台湾東亞合成)を設立、2001年に製造(東昌化学)を開始しました。さらに2004年には、中国江蘇省張家港市に 製造と販売を行う新会社(東亞合成(張家港)新科技)を設立し、2005年より稼動しました。需要増が予想されるアジアマーケットを見据え、アジアから世界を目指す展開を行っています。
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