品質保証・化学品製品安全

品質保証体制

品質方針として「品質管理を充実し、顧客に満足される製品とサービスの提供」を掲げ、マネジメントシステムの継続的な改善を図っています。また、「原料管理レベルの向上」、「製造工程管理の強化」、「分析業務の質的向上」、「社内品質保証連絡会の活用」などを品質目標として掲げ、諸活動を推進しています。

品質保証体制図

品質方針

当社グループは、品質を価値創造の基盤と捉え、社会から信頼される製品・サービスの提供を通じて持続的な企業価値向上を目指します。
設計・計画段階からのリスクの未然防止とデータ重視の継続的改善により、品質コストの最適化を実現して強固な経営基盤を構築してまいります。

品質保証推進体制

永続的な企業基盤の強化を支える機能として品質保証を位置付け、コンプライアンスの徹底とともに、設計・開発段階からリスクを未然に防ぐ予防型の品質保証を推進しています。さらに、データに基づく継続的改善と失敗コストの削減を進めることで収益力を高め、持続的な企業価値向上を目指しています。

具体的な活動

❶予防型の品質保証への転換

不適合の是正中心から、設計段階・計画段階でリスクを洗い出し、未然に防止する体制へ転換し、品質コストの最適化と信頼性向上を図っています。

❷コンプライアンスの徹底

トレーサビリティやデータの信頼性確保を強化しています。また、コンプライアンス教育等により不具合を隠さない風土の醸成に努めています。
検査結果の人為的改ざんや入力ミスを防止するため、検査から帳票作成までを自動化するシステムを導入しています。

❸データ活用による継続的改善

再発クレーム発生件数や失敗コストをKPIに定め、情報・データの解析と水平展開により再発防止を強化して競争力向上と収益基盤の強化を図っています。

お客様からの声に対応する仕組み

当社グループでは、お客さまに満足かつ安心していただける製品やサービスを提供するために、クレームやご要望事項を製品改良、工程改善、作業改善、設備修繕などの改善機会と捉え、品質マネジメントシステムの継続的改善に努めています。

製品安全方針

当社グループは、化学物質が人々の健康・安全および環境(HSE)に与える影響を経営上の重要な課題と認識し、HSEを基盤としたリスクベースの化学物質管理を推進しています。
製品の開発から製造、使用、廃棄に至る全ライフサイクルにおいて、施設・プロセス・技術に関わる安全性向上に継続的に取り組むと共に、プロダクト・スチュワードシップを実践しています。
また、科学的根拠に基づいた適切な管理と情報開示・対話を通じて社会的責任を果たし、安全で信頼される製品を社会に提供していきます。

ライフサイクルにおける製品安全のための化学物質管理の流れ

化学製品のライフサイクル全体にわたる製品安全のための化学物質管理を基盤に据えて事業活動を展開しています。
リスクアセスメントや法規制調査を徹底し、設計段階でのリスク低減を重視しています。また、SDS※1の作成および改訂やラベル表示管理を実施し、顧客に正確な情報を提供することで、適正な使用と信頼性を確保しています。
さらに輸出においては、安全保障輸出管理規程に基づく該非判定や取引審査を厳格に実施し、国際法令の遵守を徹底することで、グローバルでの責任ある事業運営を実現しています。

製品安全のための化学物質管理の高度化

当社グループは、2026年に化学物質管理課を新設し、国内外の化学品規制への対応体制を強化しました。化学物質管理課では、SDSや製品ラベルの作成・改訂プロセスを見直し、情報の正確性・迅速性を向上させています。
また、製品情報のデータベースを強化し、サプライチェーン全体に安全情報を確実かつ効率的に伝達できる仕組みを整備しています。これにより、顧客や輸送会社などの関係先が、法規制に適合した形で安全に製品を取り扱えるよう支援しています。
さらに、社内向けに安衛法※2や化審法※3などの国内法規制、海外輸出に関する各国の法規制、危険物輸送などに関する教育を定期的に実施し、法令順守に必要な知識の向上に努めています。
今後も、国内外の規制動向を的確に把握し、専門性の強化と体制の継続的な改善を通じて、化学物質管理の高度化を推進していきます。

※1 SDS:安全データシート
※2 安衛法:労働安全衛生法
※3 化審法:化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律

製品含有化学物質の情報伝達管理

当社は、SDS・ラベル・技術資料等を通じて、化学物質に関する情報を適切に提供し、お客様の安全確保に努めています。さらに、CMPコンソーシアムに参画するとともにchemSHERPAを活用し、サプライチェーン全体における化学物質情報の共有・伝達を強化してまいります。
また、グリーン調達ガイドラインに基づき、環境負荷の少ない原材料の調達およびサプライヤーとの連携を進めることで、製品のライフサイクル全体における安全性および環境配慮を確保し、お客様や社会から信頼される製品の提供に努めています。

顧客の健康と安全

当社は、HSEを基盤とした化学物質管理により、お客様の健康と安全に対する悪影響の未然防止に努めます。そして、危険有害性情報の適切な管理および提供を行い、安全に使用可能な製品を提供します。

サステナビリティ