化学物質の管理

環境負荷低減への取組み

項目 P D C A
2024年の目標 2024年の主な実績 達成状況 2025年の目標
環境負荷低減への取組み
 
  • PRTR対象物質排出量:41トン以下
  • PRTR 排出量:88トン
  • PRTR対象物質ごとに削減計画策定
  • 重大環境事故ゼロ
  • 重大環境事故:3件
  • 重大環境事故ゼロ
  • マイクロプラスチックによる河川や海洋汚染の防止

水質の保全

当社グループでは、水を限りある資源と捉え効率的な利用の促進に努めています。公共用水域へのPRTR対象物質の排出は、2023年から施行された対象物質の追加指定により、塩素酸ナトリウム塩が該当したことに伴い、2023年、2024年ともに46トン程度大幅に増加しました。今後は、事業所、化学物質ごとに目標を設定し、排出量の削減に取り組みます。

大気の保全

当社グループでは、排ガス中の硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、ばいじんについて、国の排出基準および地域との協定による規制値を順守するため、自主管理値を設定し排ガスの管理を徹底しています。また、海外の製造拠点においても、各国の規制に従い排ガスを管理しています。

化学物質排出量削減

「化学物質排出管理促進法」(通称PRTR法)に従い、各事業所で適正に届出をしています。2023年に追加指定された対象物質の把握をした結果、塩素酸ナトリウム塩の水域への排出が確認され、追加の届出をしました。今後も、従来からの排出物質とともに削減に努めていきます。PRTR対象物質に限らず、日本化学工業協会の自主管理対象の26物質をはじめ、すべての化学物質排出をゼロとするよう物質ごとに目標設定して取り組んでいきます。

主なPRTR 調査対象物質の排出量(トン)

主な排出物質 2023年 2024年
塩素酸ナトリウム塩 45 46
クロロメタン(塩化メチル) 32 31
アクリル酸メチル 5.0 4.7
クロロエチレン(塩化ビニル) 3.0 3.1
トルエン 1.2

1.2

化学物質の適正管理

化学物質の安全管理体制

当社グループでは、製品の開発段階でまず安全性調査を行います。さらに製品が新規化学物質に該当する場合は、法令上の届出などに必要な安全性試験を行います。各国インベントリーにおける新規物質についても、必要な対応を行っています。試作、スケールアップなどの前に実施する防災会議では、製造時の保安防災のほか、取扱い物質や製品の安全性を審議しています。薬傷危険などの急性健康有害性だけでなく、化学物質リスクアセスメントで慢性影響も確認し、法規制など要求事項への対応、環境影響なども審議しています。

安全性情報の提供

SDS(安全データシート)、製品ラベル、イエローカードなどを通して、化学品の安全性情報を提供しています。
SDSは、化学品の取扱い方法や安全性に関わる情報を詳しく伝えるための文書です。顧客、販売代理店、輸送会社など当社グループの化学品を取り扱う会社へ提出しています。ウェブサイトからSDSをダウンロードできる製品もあります。化学物質の自律的管理への制度改正で、化学物質リスクアセスメント対象物質が増え、SDSの整備などの対応を進めています。国内だけでなく、世界各国でGHS※にのっとったSDSや製品ラベルの各国言語での提供の義務化が広がっています。このような動きに対応したSDS・製品ラベル作成・更新を適宜実施しています。
製品情報を管理し、サプライチェーンに適切に伝達するために、多くの部門が関わります。技術生産本部・グループ業務本部のメンバーが、情報収集・社内教育・相談対応などを行い、実施部門をサポートしています。

※GHS:Globally Harmonized System(化学品分類および表示に関する世界調和システム)

サステナビリティ