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生産技術

INTERVIEW

化学の力を信じ、社会を豊かにする
製品開発に貢献したい。

E.S

PROFILE

E.S

高岡工場 技術開発部
2019年入社 / 環境応用化学科卒

CAREER STEP

入社1年目
(4〜9月)

高岡工場

毎日新しいことばかりで戸惑いつつ、接着剤に関する知識とともに、接着剤の評価方法や製造機器の操作を学んだ。難しい操作を伴う仕事をする機会も徐々に増えたが、先輩からポイントやコツを学びながら習得した。

入社1年目
(10〜3月)

高岡工場

ほとんどの定常業務を1人で進められるようになった。定常作業以外に非定常での機器のメンテナンス業務についても覚え、点検作業も実施。また、接着剤の評価方法の見直しを任せてもらい、主担当として検討を進めていくこととなった。

入社2年目
(4〜9月)

高岡工場

こなせる仕事量は確実に増え、早さと正確さを意識するように。接着剤の評価以外に、試作品の調合で扱う危険な物質や液の取扱いを学び、調合方法を習得した。原料の仕込みから完成までほとんど1人でできるようになった。

入社2年目
(10月〜)

高岡工場

瞬間接着剤に加え機能性接着剤の評価業務も担当。自分が主となって進める仕事も増えた。限られた時間で複数の業務をこなすために計画を立てて進めている。後輩指導の機会も増え、新たに気づいた点を伝えながら教育をしている。

INTERVIEW01

手を動かす実験が好きで
化学製品の開発に携わりたかった

高校の時から化学が好きで、大学も化学系の学科に進学。手を動かす実験が好きだったので、将来は化学製品の開発や製造に関する仕事がしたいと考えていました。
東亞合成は、住んでいた富山県内で化学メーカーを探していた就活初期に出会いました。アロンアルフアは知っていましたが、それが高岡市で製造されていると聞き、興味を持ったのがきっかけです。今までに学んだ化学の知識を活かせると感じましたし、誰でも知っている製品の製造や検査に関わることができるのも魅力的でした。
現在は瞬間接着剤の試作時の調合や粘度・接着強度等の評価業務を行っており、最近は機能性接着剤についての業務も任されるようになってきました。 また、評価業務にはまだまだ手作業も多く、それを代行する機器の導入検討も重要な職務の一つです。周囲に女性が多い上に年齢層も広く、設備や環境の面でさまざまな意見を聞き、自らも積極的に改善提案をすることで、より安全で働きやすい職場を目指しています。

INTERVIEW02

工場見学のアテンド業務で
化学の魅力を伝えるために創意工夫

これまで最も改善できた仕事は、学生向け工場見学のアテンド業務です。見学に来た学生たちの前で接着剤を使った簡単な実験を行い、その原理を説明するというものです。
初めての回は説明に慣れていなかったこともあり、学生の皆さんに実験の内容をあまり理解していただくことができませんでした。そこで私は考え方を変え、工場見学をまずは楽しんでもらうことを目標に置き、説明や実験の仕方を一新しました。相手の理解度に合わせて言葉を選んだり、クイズを出したりして学生の興味を惹くように工夫したのです。すると、学生たちの反応が一変。驚いたり喜んだりしてもらえる場面が増えました。化学の面白さにいっそう興味を持ってもらえるよう、今後も工夫を重ねていきたいです。
言葉を選び、相手のペースに合わせて説明することの大切さに気づいた経験は、いまの後輩への教育にも大変役立っていると思います。

INTERVIEW03

自分の判断だけで完結せず
作業を見てもらって視野を拡大

入社2年目に入り、新たに任されたのが接着強度の評価方法の見直しを検討する業務でした。初めは先輩に教わりながら、いろんな条件で試験を行い、結果を考察して、次の条件を試すというフローで進めました。走り出しは順調でしたが、進めていくうちに思っていた結果と違ったり、再現性を試した時に同じ結果が出なかったりするなど、行き詰まってしまいました。
そこで、今までは先輩に相談してアドバイスをもらうだけだった進め方を、実際に自分が行っている方法を先輩に見てもらいました。すると、自分では見落としていた小さな、だけど大切な視点が見つかり、まだまだ試すべきポイントはたくさんあると気づいてやる気が出ました。
この経験から、自分で考えることはもちろん大切ですが、時には聞いたり見てもらったりして検討の幅を広げることで、壁を乗り越えられるケースが実に多いと感じるようになったのです。
評価方法の見直しはいまも検討中ですが、できることはすべて試し、自分でも納得のいく成果を出したいと思います。

VISION

身近に息づく化学製品に関わり
人々を幸せにするお手伝いができる

アロンアルフアは多くの人に知られる東亞合成の代表的な製品ですが、実は企業向けに販売されているB to Bの製品が、全社の売り上げでかなりの割合を占めることを入社後に知りました。こんな所にも使われているのだと驚いた製品もたくさんあります。
確かにアロンアルフアのように一般の方にも有名な製品の開発に携われることは、それだけで大きなやりがいです。しかし原料や素材などの化学製品にも、最終的には身近な製品の数々に加工され、人々の役になっていることを感じられるという魅力があります。実際に、当社の化学製品はいまの便利な社会に欠かせないスマートフォンやICカードなどに幅広く使用されています。
化学の力で、人々の暮らしが豊かになる、幸せが生まれる…東亞合成がそんな世界に誇る会社であり続けるために、これからも目の前の仕事を頑張ろうと思います。