アクリルポリマー 増粘剤
ラテックス・塗料・接着剤・化粧品などの粘性付与などに増粘剤が使用されています。増粘効果・流動特生・作業性などの特長を持たせた、粉末・水溶性・エマルションの各種グレードをとりそろえています。
- 商品名
- アロン、ジュリマー、レオジック、ジュンロン
特長
増粘剤とは
ラテックス、コンパウンドなどの粘度を上げることを目的として、各種増粘剤が広く使用されています。当社では高分子カルボン酸系増粘剤の開発に取り組み、粉末、水溶液、エマルションの3タイプを上市しています。
増粘剤の機能
- 1.カルボン酸部分による水和
- 2.増粘剤ポリマーの吸着により3次元網目構造体の形成
増粘のメカニズムは、カルボキシル基と水分子との水素結合形成、いわゆるカルボン酸部分による水和と、増粘剤ポリマーがピグメント粒子に吸着することで形成される3次元網目構造体による構造粘性の付与で説明されています。
系中のピグメント粒子の大きさや量、親和性などによる違いはあるものの、せん断応力によりこの3次元網目構造は破壊され粘度が低下するいわゆるチクソトロピックな性質を系全体に持たせることができます。この性質は水性塗料やラテックス、コンパウンドなどの塗工性改善に広く用いられています。
各種増粘剤の特徴と使用方法
タイプ | 特徴 | 使用方法 |
---|---|---|
粉末タイプ | 高増粘性、高曳糸性 | 水溶液にしてから添加。 一度に溶解させるとままこになり易いので少量ずつ溶解する。 |
水溶性タイプ | 増粘性、保水性 | 使用したい系に直接添加。 増粘具合により,グレード選択。 |
エマルションタイプ (アルカリ増粘) |
増粘性、保水性、経時安定性 | 使用したい系に直接添加しpH調整(アルカリ中和)することで増粘。 取扱いが比較的容易。 |
用途
ラテックス、塗料、接着剤、化粧品
仕様
グレード一覧
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