無機機能材料(環境アメニティ、電子材料) 銀系抗菌・抗ウイルス剤
「ノバロン」 
抗ウイルスグレード

ノバロンウイルスグレードは、当社が抗菌剤で培った技術を活用して独自に開発した無機系抗ウイルス剤です。塗料や処理加工剤などへの分散性に優れ、繊維、フィルム、プラスチック成形品への表面加工が容易です。

快適で清潔な暮らしに応える「ノバロン」

特長

  • 加工製品上のウイルス数を低減する効果が発現します
  • 抗ウイルス効果は分単位で発現し、即効性に優れます
  • 抗菌効果も発現します
  • 耐熱性に優れ、プラスチックに加工が可能です
  • 水や溶剤に不溶で耐久性に優れます
  • 約1μmの均一な微粒子です

用途

繊維製品 衣類、寝具、各種作業着、マスク、カーテン、カーペット
インテリア・家電製品 壁紙、床材、洗面台、キッチンカウンター、手摺り、家具、シーリング材、タイル、冷蔵庫、洗濯機、食器洗浄機、加湿器、空気清浄機、携帯電話、スマートフォン
日用雑貨 ポリ袋、ポリ手袋、ラップ、弁当おかず入れ、水切りネット、液晶保護フィルム、PC用シート、まな板、三角コーナー、コップ、食品容器、スポンジ、ハンガー、リモコンカバー
その他 スポーツウェア、シューズ、水着、タオル、手袋、人形、粘土、ゲーム機、パズル、ハンドドライヤー、エスカレーターベルト

仕様

グレード

グレード 外観 平均粒径 水分量 耐熱温度
IV1000 白色 1μm <1% 600℃

作用機構

ウイルスの膜タンパクを不活化することで、ウイルスの細胞への感染を阻害していると考えられます。

抗ウイルス効果

試料と対照試料それぞれにウイルスを接種し、一定時間放置後のウイルス感染価(ウイルスの数)を測定する。試料の感染価の対数値と対照試料の感染価の対数値との差を抗ウイルス活性値といい、数値が大きいほど効果が高い。

加工例

繊維加工品の抗ウイルス効果

IV1000を不織布に1g/m2浸漬加工し、インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス性試験を実施
(繊維製品の抗ウイルス性試験方法ISO 18184)

99.99%低減
【抗ウイルス性試験方法概要】
  1. (1)抗ウイルス加工布と対照布にウイルス液を接種
  2. (2)25℃で所定時間静置
  3. (3)ウイルス液を回収
  4. (4)細胞に接種し培養
  5. (5)感染した細胞数を計測(ウイルス感染価)
  6. (6)感染価をもとに抗ウイルス活性値を計算
    (対照布と加工布のウイルス感染価常用対数の差)
    【参考評価基準(ISO18184)】
    抗ウイルス活性値≧3.0:Full effect
    3.0>抗ウイルス活性値≧2.0 :Small effect

フィルム加工品の抗ウイルス効果

IV1000をポリエステルフィルムに1g/m2コーティング加工し、インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス性試験を実施
(参考:繊維製品の抗ウイルス試験方法ISO 18184)

  • ウイルス液との接触はフィルム密着法により実施
99.99%低減
お問い合わせ
無機機能材料部

9:00~17:00(土日祝日を除く)

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