機能性接着剤 耐熱性無機接着剤
アロンセラミックは一液加熱硬化型の耐熱性無機接着剤・充填剤です。アルミナなどの耐火性セラミックスと無機ポリマーを主成分とするため、耐熱性が優れています。
- 商品名
- アロンセラミック
特長
優れた耐熱性:アロンセラミックは1,100~1,200℃の高温に耐える硬化物を形成します。
高い接着強度:金属・セラミックスに対して、高温下でも高い接着強度を示します。
特徴
- 優れた耐熱性
- アロンセラミックは1,100~1,200℃の高温に耐える硬化物を形成します。
- 高い接着強度
- 金属・セラミックスに対して、高温下でも高い接着強度を示します。
使用方法例

用途
金属、セラミックス、カーボン、ガラス、石英などの耐熱接着。
金属などの耐熱、耐酸化防止、耐摩耗コーティング
耐火材料、装置の目地剤、シール剤、耐触コーティング
仕様
一般物性
アロンセラミックE、D、Cは線膨張率が異なります。
接着しようとする材料の線膨張率に近いグレードを選んでください
グレード | アロンセラミックE | アロンセラミックD | アロンセラミックC | |
---|---|---|---|---|
液物性 | 外観 | 白色ペースト(一液) | 白色ペースト(一液) | 白色ペースト(-液) |
主成分 | ジルコニア・シリカ | アルミナ | シリカ | |
粘度 (mPa・s,20℃) |
50,000 | 50,000 | 70,000 | |
硬化物 | 線膨張率(/℃) 0~600℃平均 |
4×10-6 | 8×10-6 | 13×10-6 |
線膨張率 | 小 | 中 | 大 | |
適用材質 | コーディエライト、 耐熱ガラスなど |
アルミナ、ルチルセラミックス、 ステアタイトなど |
炭素鋼、ステンレスなど | |
容量 | 150g、1kg |
異種材質の嵌合耐熱接着強さ
被着体 (ピン)(カラー) |
常態接着強さ(N/mm2) | 300℃熱老化性(N/mm2) | 熱老化後の強度保持率(%) |
---|---|---|---|
炭素鋼-炭素鋼 | 51 | 48 | 93 |
炭素鋼-SUS304 | 57 | 41 | 72 |
グレード /アロンセラミックD 、加熱条件/ 300℃×1時間加熱後、常温で測定
- ※取扱い注意事項に関しては、当社発行の製品安全データシートをご参照ください。
よくあるお問い合わせ
Q.推奨硬化方法を教えてください。
A.使用方法例をご確認お願いします。
Q.塗りにくいので薄めたいのですが、水で薄めてもよいでしょうか?
A.可能です。少しづつ(数%程度)添加してご確認お願いします。
Q.接着剤の塗布範囲に指定ありますか?
A.加熱反応中に水を発生するため、その水を外部に放出させる必要があります。
従いまして、面接着は1cm2以下でお願いします。
大面積の接着は、ドット塗布やビード塗布して接着をご検討お願いします。
Q.気密性はありますか。
A.アロンセラミックの硬化物は多孔質であり、気密性はありません。
Q.絶縁性はありますか?
A.アロンセラミックの硬化物は多孔質です。
絶乾状態であれば絶縁性はありますが、湿度が高くなるに伴い吸湿して、絶縁性は低下します。
Q.アウトガスは発生しますか?
A.アロンセラミックは水を溶媒としており、また加熱反応中に水を発生します。
従いまして、水を主成分としたアウトガスは発生します。
Q.アロンセラミックの熱伝導率の値を教えてください。
A.代表値を以下に示します(W/m・K)。
アロンセラミックC:0.66
アロンセラミックD:0.79
アロンセラミックE:0.37
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