物流安全

項目 P D C A
2022年の目標 2022年の主な実績 達成状況 2023年の目標
物流安全
  • 物流トラブルの削減
物流クレーム削減は目標を達成したが、物流安全 トラブルについては目標をやや超過 ★★
  • 物流トラブルの削減

製品輸送時の安全管理

安全輸送・納入の推進体制

各事業所では、輸送会社と協議会を組織し、安全輸送・納入の推進を図っています。協議会では年度目標を立て、打合せや安全パトロールを通じて、その進捗状況の確認や安全作業を実施するためのルールが順守されているかを確認しています。また、新規納入先については事前に受入設備の確認を実施し、安全に納入できる体制を確立しています。輸送会社より受入れ設備の改善の申し入れがあった場合は、納入先に設備改善依頼も行っています。

トラブル情報の水平展開

物流部門では、全工場の出荷・輸送トラブルをデータベースに登録し、情報の共有化と水平展開を図っています。更に各拠点にて輸送業者を交えた打合せを定期的に開催し、実際に発生した事故事例やヒヤリハット等の危険情報を共有化し、重大トラブル撲滅に向けた意識付けを高めています。

緊急事態対応訓練の実施

各事業所で定期的に行われる防災訓練では、輸送業者も参加し、漏えい事故が発生した場合に備え、緊急連絡手順の確認、安全確保・避難方法の確認などの訓練を行っています。また、輸送する製品の性状、有害性に関する教育や漏えい時の応急処置に関する教育、車載緊急資材の点検整備なども実施しています。各事業所において緊急資機材を準備しており、速やかに応援処置隊を編成して派遣できる体制を確立しています。

「ホワイト物流」推進運動に参加

2019年12月から、当社グループは「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、自主行動宣言の取組みを下表のように公表しました。
この推進運動は荷主企業と物流事業者が相互に協力して物流を改善していきましょうというものです。
トラック運転者不足という社会的問題は当社グループの物流活動においても安全面、品質面で影響しており、以下の自主行動宣言での取組みはトラブル削減や関係者の災害防止にもつながるものと考えています。

自主行動宣言した取組み

東亞合成
取組項目 取組内容
物流の改善提案と協力 取引先や物流事業者から、荷待ち時間や運転者の手作業での荷卸しの削減、附帯作業の合理化等について要請があった場合、協議に応じ自らも積極的に提案します。
パレット等の活用 パレット、ラック、通い容器等を活用し、荷役時間削減と作業負荷低減を図ります。
荷主側の施設面での改善 充填設備の自動化、倉庫など物流施設の集約など荷役作業負荷低減や荷役時間短縮を図ります。
働き方改革等に取り組む物流事業者の積極的活用 働き方改革や輸送の安全性の向上等に取り組む物流事業者を積極的に活用するとともに、その活動を支援します。
荷役作業時の安全対策 危険物の充填、出荷設備の改善や手順を見直すなど労働災害の発生防止に努めます。
アロン化成
取組項目 取組内容
船舶や鉄道へのモーダルシフト 長距離輸送について、トラックからフェリー、RORO船や鉄道利用への適宜見直しを行います。
運送契約の書面化の推進 運送契約の書面化を推進します。
契約の相手方を選定する際の法令遵守状況の考慮 契約する物流事業者を選定する際には、関係法令の遵守状況を考慮します。
異常気象時等の運行の中止・中断等 台風、豪雨、豪雪等の異常気象が発生した際やその発生が見込まれる際には、無理な運送依頼を行いません。また、運転者の安全を確保するため、運行の中止・中断等が必要と物流事業者が判断した場合は、その判断を尊重します。