ニュースリリース TOAGOSEI

平成23年1月28日
各   位
会社名 東亞合成株式会社
(URL http://www.toagosei.co.jp/)
代表者名   代表取締役社長  橋 本   太
(コード番号 4045 東証1部)
問合せ先   IR広報室長     鈴 木 義 隆
(TEL 03−3597−7215)
新中期経営計画(2011年〜2013年)について
−"ALL TOA 2013"−

 東亞合成グループは、特色ある高機能製品を継続的に生み出すとともに、新製品・新事業を創出し、成長を続ける"価値創造型高収益企業グループ"を目指しています。新中期経営計画"ALL TOA 2013"は、2020年のありたい姿を描き、その第一ステージと位置付けた2011年から2013年までの3年間の実行計画としました。

 2010年を最終年度とする中期経営計画 "ALL TOA 2010"(2008年〜2010年)では、成長力を加速し収益力をより強固なものとするため、オール東亞で『高付加価値製品の事業拡大』、『基盤事業の強化』、『新規事業の創出』に取り組みました。2008年末からの世界的な景気後退の時期と重なり環境が激変しましたが、中計のアクションプランを着実に遂行した結果、中計最終年度の2010年の営業・経常・当期純利益の各利益はアジア経済の急激な回復等にも助けられ、過去最高となる見込みです。また、新規事業創出の加速を目指し、新しくオール東亞の研究拠点となるR&D総合センターを発足させ、研究施設もリニューアルしました。

 2011年以降の海外経済は、新興国主導の成長が期待される一方、米国、欧州、中国に不安要因もあり、また、日本経済も足元の状況は依然として不透明であります。化学業界においても、中東、中国、インド等での石油化学コンビナートの稼働、川下事業への参入企業の増加などにより、国際競争が激しさを増し事業環境は一層厳しくなることが予想されます。
 このような状況の下で、東亞合成グループがさらに飛躍するためにはグループ全社員が一丸となり、長期的な目標を共有し、目標に向かってチャレンジしていくことが不可欠であるとの認識で新中期経営計画"ALL TOA 2013"を策定しました。10年後、2020年のありたい姿を「連結売上高3,000億円以上、連結営業利益400億円以上の存在感のある化学企業グループ」と定め、この目標に到達する道筋の第一歩が、2011年から始まる新中期経営計画"ALL TOA 2013"です。

 "ALL TOA 2013"では、個々の製品別に「勝てる戦略ストーリー」を構築し、経営資源をオール東亞最適に配分することによって、既存コア製品の収益力を強化するとともに、高付加価値製品を高収益事業に成長させます。併せて、R&D総合センターを起点として、新製品や新事業に積極的に挑戦することで、2013年度には連結売上高2,000億円、連結営業利益250億円という新しいステージへの飛躍を目指します。

1.(前)中期経営計画 "ALL TOA 2010"の総括
中計の各アクションプランを遂行した結果、以下の成果を得ました。
(1) 事業構造の改革
  • 高付加価値製品の強化(光硬化型樹脂やシリコン系高純度ガスの増販と収益改善)
  • 基盤事業の強化(塩素系有機溶剤生産の停止、合成塩酸の設備増強)
  • 新規事業への投資
    (高純度硫酸、シンガポールでの水溶性ポリマー、 飼料添加剤用原料、リチウムイオン電池電解液用原料、 バラスト水処理薬剤)
  • 関係会社の一体化の推進(鶴見曹達、日本純薬、アロンエバーグリップ)
(2)数値目標と結果
 "ALL TOA 2010"2010年予想
連結売上高1,930 億円1,538 億円
営業利益230 億円210 億円
売上高営業利益率12 %13.7 %
当期純利益120 億円130 億円
一株当たり利益45 円51 円 53 銭
(注)2010年の数値は、2011年1月28日に発表したものです。
(3)財務指標
 2007年実績2010年予想
総資産経常利益率7.4 %12.0 %
売上高研究開発費比率2.9 %3.0 %
総資産経常利益率  = (経常利益)/(資産合計)
売上高研究開発費比率 = (研究開発費)/(売上高)
2.2020年のありたい姿
企業ビジョン
 技術力を背景に、基礎化学品、アクリル製品、機能製品、樹脂加工製品の各事業領域において、特色ある高機能製品を継続的に生み出すとともに、新製品・新事業を創出し、成長を続ける価値創造型高収益企業グループ
  • コア製品(営業利益10億円以上)が20以上あり、加えていくつかの代表的製品(営業利益20億円以上)を持って、存在感のある化学企業グループ(売上高3,000億円以上、営業利益400億円以上)となっている。
  • 米国・アジア等で「強い競争力を持った製品」の安定した海外事業基盤を持っている。
  • 上記を支える高い技術力、経営マインドをもった人財を多数有している。

3.新中期経営計画 "ALL TOA 2013" の概要
 2020年のありたい姿を踏まえた2011年から2013年までを実行期間とする新中期経営計画 "ALL TOA 2013" の概要は以下の通りです。

(1) テーマ :『英知と連携"ALL TOA 2013"』
中期経営計画"ALL TOA 2013"を達成するために、グループ全社員の英知を結集し、グループ内外との連携を強化します。
(2) "ALL TOA 2013"の業績目標
 売上高2,000億円、営業利益250億円、営業利益率12.5%とします。また、成長戦略のための新規投資を含め、3年間の総額で1,000億円程度の投資を検討する予定です。
 2010年予想2013年目標
連結売上高1,538 億円2,000 億円
営業利益210 億円250 億円
売上高営業利益率13.7 %12.5 %
当期純利益130 億円150 億円
一株当たり利益51 円 53 銭60 円
財務指標2010年予想2013年目標
総資産経常利益率12.0 %12 %以上
売上高研究開発費比率3.0 %4 %前後
(3) "ALL TOA 2013"の戦略と施策
 "ALL TOA 2013"では、3つの成長戦略と3つの経営施策を掲げ、その戦略と施策に基づく具体的な計画を実行します。
◆成長戦略
@ コア製品の収益拡大
 既存コア製品(営業利益10億円以上)を持続的に拡大させることによって収益の柱とするとともに、近い将来コア製品に育つことが期待できる製品には、営業利益10億円以上を目指して経営資源を投入し、コア製品の数を増やす。
A 高付加価値製品の加速的成長
 アクリル川下事業、高純度無機薬品事業、半導体材料などの高付加価値製品については顧客ニーズを満足させる製品開発のみならず、「顧客のもう一段川下のユーザー」の問題を解決する戦略的なマーケット開拓を行い、「勝てるストーリー」を描くことによって高い収益率を維持しつつ、加速的な成長を実行する。
B 新製品、新事業の創出
 R&D総合センターやアロン化成のものづくりセンターを起点として、オール東亞各部門が連携し、スピード感を持って新たな高付加価値製品の創出を図る。加えて、大学等外部リソースや、経営レベルで目標を共有できる他企業との連携も深める。
◆経営施策
@ 人財の育成と活用
 オール東亞の従業員をそれぞれの持ち場で持てる英知を発揮できる人財に育成することを基本とし、分野別スペシャリストやグローバルに活躍できる人財を育成する。将来の経営を支える人財を能力主義に基づいて登用するとともに、みんなが安心して働ける機会を提供する。
A 連携強化
 オール東亞の関連事業を一体化し業務の効率化を推進する。部門間の連携によって成長戦略を速やかに実行する。さらに、当社事業を補完する社外リソースと連携することによって新製品新事業の創出を加速する。
B CSR(企業の社会的責任)の深化
 「化学事業を通じてより多くの人々とより多くの幸福を分かち合う」という企業理念の下、オール東亞のCSR方針を策定し、海外拠点を含めてCSR活動(「コンプライアンス」、「コーポレート・ガバナンス」、「RCマネジメント」、「社会貢献・コミュニケーションの充実」)を実施する。
4."ALL TOA 2013"事業部門のアクションプラン
(1) 基礎化学品事業
◆3拠点(鶴見、名古屋、徳島)での電解事業の安定的な収益確保
  • @ 鶴見曹達と東亞合成電解事業の一体運営の深化
  • A 高純度、高機能製品の事業拡大
  • B 戦略製品の積極展開
  • C 工業ガス事業の基盤強化
(2) アクリル製品事業
◆アクリルモノマー事業の収益改善を図り名実ともに当社事業の柱へ
  • @ エステル事業の抜本改革による恒常的黒字化達成
  • A 川上・川下で収益力を伴った事業拡大の実行
  • B 革新的生産技術によりコスト競争力を強化し収益向上と成長を実現
(3) 機能製品事業
◆一般用瞬間接着剤事業の安定的な収益拡大と高付加価値製品の事業拡大
  • @ 一般用瞬間接着剤のブランド力強化による収益拡大と中国市場での利益拡大
  • A 開発営業および研究開発強化による工業用接着剤の事業拡大
  • B 建材事業戦略の抜本的見直し
  • C 半導体材料、無機機能材料など高収益率製品の売上規模拡大
  • D リチウムイオン電池電解液用原料の収益増大
(4) 樹脂加工製品事業
◆管工機材事業の収益維持とライフサポート事業の事業拡大
  • @ パイプ事業の抜本的事業改革による黒字化実現
  • A 介護用品のブランド力強化・新製品開発による事業拡大
  • B 東亞合成のリソースとアロン化成の技術を融合させ川下事業を拡大
以 上

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