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東亞合成グループ(以下オール東亞と言う)は、2005年から2007年の中期経営計画(以下、前中計と言う)の成果をさらに一段と飛躍させるため、2010年を最終年とする新中期経営計画“ALL TOA 2010”を策定しましたので、その概要をお知らせいたします。
前中計では、光硬化型樹脂、接着剤、無機高純度品を重点事業に位置付け、「重点事業の加速」と「既存事業の再構築」に取り組みました。市況の影響を強く受ける素材型製品から高付加価値型製品へ軸足をシフトすべく、重点事業への経営資源の投入、アクリル川下製品の差別化、高分子凝集剤の事業統合等を推進するとともに不採算事業からの撤退や再構築も進めてまいりました。その結果、重点事業とアクリル川下製品を合わせると、その営業利益は連結営業利益の50%近くを占めるまでに事業構造は大きく改善されました。
しかしながら、原燃料価格高騰等の影響も受け、一部には課題も残されました。
オール東亞の次なる飛躍に向けては、前中計の成果を踏まえ長期的な展望を持ち、それに向かってチャレンジしていくことが肝要であります。我々は、化学工業界でのプレゼンスを一層高めるべく、 売上高3000億円規模の企業グループを目指します。この目標にチャレンジしていくため、まず、6年後2013年のビジョンを描きました。そのビジョンを実現させるための前半3年間の新中期経営計画 が“ALL TOA 2010”であります。
“ALL TOA 2010”では、前中計で取り組んだ高付加価値製品へのシフトをさらに加速し、新たな製品や事業の創出を図るとともに基盤事業の強化を進めてまいります。併せて積極的な投資により事業規模の拡大と事業体質の強化を図り、成長力と収益力を向上させ、新しいステージに飛躍します。
1.2013年のオール東亞のビジョン
- (1) 企業ビジョン
- 技術力を背景に、基礎化学品、アクリル製品、機能製品、樹脂加工製品の各事業領域において特色ある高機能製品を継続的に生み出すとともに、新製品・新事業を創出し成長を続ける価値創造型高収益企業グループ
- (2) 業績ビジョン
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連結売上高
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2,700 億円
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営業利益
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370 億円
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売上高営業利益率
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13 %
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事業ポートフォリオ
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連結営業利益に占める高付加価値製品と新規事業を合わせた
営業利益の割合が60%以上となる事業構成
(営業利益の内訳)
高付加価値製品 170億円 (46%)
新規事業 60億円 (16%)
基盤事業 他 140億円 (38%)
(計) 370億円 (100%)
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(注)
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高付加価値製品
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アクリルポリマー、高分子凝集剤等のアクリル川下製品ならびに光硬化型樹脂、接着剤、無機機能製品等の機能製品群
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基盤事業
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基礎化学品事業、アクリルモノマー事業、樹脂加工事業を合せた事業群
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- 2.新中期経営計画 “ALL TOA 2010” のテーマ
- 『成長力加速 “ALL TOA 2010”』
- 3.“ALL TOA 2010” の業績目標
- 最終年度の2010年の数値目標は、2013年の業績ビジョンの中間目標として営業利益230億円、売上高営業利益率12%とします。また、成長のための新規・増強設備投資は3年間で260億円の予定です。なお、M&Aの投資額はこれとは別枠とします。
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連結売上高
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1,930 億円
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営業利益
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230 億円
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売上高営業利益率
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12 %
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当期純利益
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120 億円
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一株当り利益
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45 円
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営業利益の内訳
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高付加価値製品 107億円 (47%)
新規事業 9億円 (4%)
基盤事業 他 114億円 (49%)
(計) 230億円 (100%)
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4.“ALL TOA 2010”の成長戦略
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(1)高付加価値製品の事業拡大
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高付加価値製品の事業を一層拡大するため、従来の延長線上の戦略にとどまらず川上の原料や川下の加工分野への展開、あるいは事業買収や新規技術の導入などの施策を実施します。
@高収益アクリルチェーンの確立
差別化技術による新製品開発に加え、グループ再編や生産体制の効率化による既存製品の競争力強化によってアクリル川下製品を拡大し、川上から川下に至るアクリル事業全体の利益最大化を目指す「高収益アクリルチェーン」を確立します。
アクリルポリマー製品
- 既存製品の拡販に加え、新用途の開発や新製品の開発を加速する。
- 生産性向上に向けた設備投資を実施する。
- 海外生産拠点の検討を進める。
高分子凝集剤
- 国内の民間需要向けや海外需要の増大に対応し拡販を進める。
- 製造設備の増強とコストダウンにより収益力の強化を図る。
建材製品
- 『環境・省力化』をキーワードに新規塗料を順次市場に投入し、新たな外壁リフォーム市場の創出を図る。
ATBS(スルホン酸基含有特殊モノマー)
- 拡大する需要に対応してタイムリーに設備増強を行い、規模と品質の両面で世界No.1を目指す。
A「機能製品」のさらなる拡大
光硬化型樹脂、接着剤、無機機能製品は、さらなる高機能化・高品質化・差別化を進めるとともに、国内外拠点の連携強化により事業拡大と収益力強化を目指します。
光硬化型樹脂
- 新規製品や高純度品の開発、販売を進める。
- 日本、台湾、中国の生産拠点の最適活用を図る。
瞬間接着剤
- 弾性タイプ等の開発を進め一層の品揃えを進める。
- 高品質・低コスト化に向けた製造プロセスの改革や充填包装子会社を含めた工場整備を進める。
機能性接着剤
- フレキシブルプリント基板向け高機能接着剤の開発を進めるとともに、フィルム加工ビジネスへの展開を図る。
無機機能製品
- 無機高純度品や高純度ガスの設備の新増設と拡販により事業拡大を加速する。
- 無機イオン交換体、抗菌剤、消臭剤は、新製品開発と拡販を進める。
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(2)基盤事業の強化
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クロルアルカリ製品、硫酸および工業ガスを中心とする基礎化学品事業、アクリルモノマー事業ならびに樹脂加工事業を基盤事業として事業強化を図り、収益力の持続的向上を目指します。
@基礎化学品事業
- 電解事業と硫酸事業は、主要設備の更新や増強により生産体制を強化し一層の収益向上を図る。
- 工業ガス事業は、同業他社との事業提携をさらに進め事業強化を進める。
Aアクリルモノマー事業
- アクリル川下事業を支える位置付けとしてアクリル酸製造設備の増強を検討する。
- 早期にシンガポールの事業構造改革を完結させ、国内事業との連携により利益の安定化を目指す。
B樹脂加工事業
- 重点指向分野を給排水、介護・福祉、エラストマー、環境の4分野とし、積極的に新製品を投入して強化拡大を図る。
- 緑化事業、再生PET樹脂による板材事業など新規事業を積極的に展開する。
- パイプ事業は、生産・物流体制の再構築を行う。
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(3)新規事業の創出
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環境とエレクトロニクス分野での新事業・新製品創出のため、シリコンケミカルと生命情報科学(バイオインフォマティクス)に特化した開発を推進します。また、名古屋研究機構の再構築に併せ、研究施設の拡充を行い、研究開発をさらに加速します。一方、現在の事業領域およびその周辺の領域における事業の買収や技術導入、あるいは戦略的提携等により積極的に事業の拡大・強化を図ります。
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5.“ALL TOA 2010” の経営施策
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(1)生産性の向上
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各部門において業務効率化、原価低減、開発のスピードアップならびに製造技術強化等の生産性の向上を目指し、大胆な改革に取り組みます。
営業部門
- 開発営業に人材を重点配置するとともに、点在するグループ会社の営業拠点の統合を進め、連携の強化と管理コストの低減を図る。
- グループ内の海外拠点をオール東亞で活用し拡販を進める。
研究部門
- 大学や外部研究機関との共同研究を進め、新規技術の導入や新製品の迅速な創出に努める。
- 名古屋研究機構の再構築を行い、評価技術、解析技術を向上させ新製品開発を支援する。
製造部門
- 新規技術の積極的な導入等によりコストダウンを進めるとともに、技術の伝承システムを構築し運用する。
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(2)「人財」の育成と活用
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社員は付加価値を生み出す会社の財産との考え方に基づき、「価値創造型高収益企業グループ」を実現すべく人事施策を改革する。
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(3)CSR(Corporate Social Responsibility=「企業の社会的責任」)の推進
- 「化学事業を通じてより多くの人々とより多くの幸福を分かち合う」という企業理念の下、オール東亞のCSR推進活動を包括的な取り組みとして実行する。
- 「社会貢献」「企業倫理」「環境・安全」の3つの柱を大事にする。
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