無機機能材料有機/無機ハイブリッド防カビ剤「カビノン®

カビノン®は、無機層状化合物に防カビ成分をインターカレートした有機無機ハイブリッド防カビ剤です。ハイブリッド化することにより、有機系防カビ剤では得にくい耐熱性、耐水性、徐放性などの特徴が発現し、耐久性の必要な様々な用途への応用が可能となりました。

特長
  • 耐熱性に優れ、プラスチックに練り込み加工が可能です。
  • 徐放性があり、防カビ効果の持続性があります。
  • 耐水性、耐薬品性が高く、耐久性に優れます。
  • 様々なカビに効果が発現します。

有機系防カビ剤は熱・紫外線により蒸発・変色・分解しやすく、溶媒により流出しやすいが、ハイブリッド化により耐久性、徐放性が付与される。

用途
日用品 三角コーナー、洗面器、風呂蓋、掃除道具、バケツ
家電 エアコン、洗濯機、掃除機、冷蔵庫
インテリア・健材 壁紙、カーテン、シャワーカーテン、カーペット
建材 塗料、シーリング材、モルタル、コンクリート、接着剤
その他 テント、革靴、スポーツ用品
仕様

グレードと特性

グレード 特徴 外観 平均粒径 耐熱温度
カビノン®800 防カビ用の標準グレード 白色~淡黄色粉末 5μm 約250℃
カビノン®900 抗菌+防カビの標準グレード 白色粉末 4μm 約270℃
カビノン®740HV 抗菌効果を高めた抗菌+防カビグレード 白色~淡黄色粉末 5μm 約250℃
カビノン®940 防カビ効果を高めた抗菌+防カビグレード 淡黄色粉末 4μm 約230℃

作用機構

カビノン®から徐々に放出された防カビ成分が、カビ細胞内で機能阻害を生じさせ、カビの再生能力を消失することで防カビ効果を発現すると言われている。

効果

カビノン®は、広範囲の微生物に対し、発育阻止効果が確認されています。

最小発育阻止濃度[MIC] (μg/mL)
微生物種類 カビノン®
800
カビノン®
900
カビノン®
740HV
カビノン®
940
Aspergillus niger(黒麹カビ) <6.25 <6.25 <6.25 <6.25
Chaetomium globosum(ケタマカビ) <6.25 <6.25 <6.25 <6.25
Penicillium funiculosum(青カビ) <6.25 <6.25 <6.25 <6.25
Penicillium citrinum(青カビ) <6.25 <6.25 <6.25 <6.25
Cladosporium cladosporioides(黒カビ) <6.25 <6.25 <6.25 <6.25
Aureobasidium pullulans(黒色酵母様菌) 6.25 12.5 6.25 12.5
Gliobasidium virens(土青カビ) 50 100 100 25
Rhizopus oryzae(クモノスカビ) 100 200 100 200
Escharichia coli(大腸菌) 2000 500 250 500
Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌) 62.5 125 62.5 125

安全性

カビノン®の安全性は、各種試験により確認しています。グレードにより若干の皮膚刺激性がありますが、実用濃度で配合した防カビ樹脂加工製品での刺激性は認められておりません。

安全性項目 カビノン®800 カビノン®900 カビノン®740HV カビノン®940
急性経口毒性LD50 >2,000mg/kg >2,000mg/kg >2,000mg/kg >2,000mg/kg
変異原性 陰性 陰性 陰性 陰性
皮膚一次刺激性 中等度刺激性 低刺激性 中等度刺激性 中等度刺激性
ヒトパッチテスト 1.5%PP板
刺激なし
0.5%ABS板
刺激なし

加工例

ポリエチレン成形品の加工例

カビノン®を添加した成形品は、ブリードアウトし難いため、長期間にわたり防カビ効果が持続します。

  未処理 90日間放置後
カビノン®800 0.5%添加

トリアゾール系 防カビ剤 0.5%添加

ハロアルキルチオ系防カビ剤 0.5%添加

シーリング材の加工例

カビノン®を添加したシリコーンシーリング材は流水
200時間浸漬後にも優れた防カビ効果が発現します。

  未処理 90日間放置後
ブランク

カビノン®940 1.0%添加

イソチアゾリン系防カビ剤 1.0%添加

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