機能性接着剤 耐熱性無機接着剤

アロンセラミックは一液加熱硬化型の耐熱性無機接着剤・充填剤です。アルミナなどの耐火性セラミックスと無機ポリマーを主成分とするため、耐熱性が優れています。

商品名
アロンセラミック

特長

優れた耐熱性:アロンセラミックは1,100~1,200℃の高温に耐える硬化物を形成します。
高い接着強度:金属・セラミックスに対して、高温下でも高い接着強度を示します。

特徴

優れた耐熱性
アロンセラミックは1,100~1,200℃の高温に耐える硬化物を形成します。
高い接着強度
金属・セラミックスに対して、高温下でも高い接着強度を示します。

使用方法例

乾燥工程 室温16~24時間の乾燥 90℃ 1~2時間の加熱脱水 硬化工程 150℃ 1時間以上の加熱 自然冷却

用途

金属、セラミックス、カーボン、ガラス、石英などの耐熱接着。
金属などの耐熱、耐酸化防止、耐摩耗コーティング
耐火材料、装置の目地剤、シール剤、耐触コーティング

仕様

一般物性

アロンセラミックE、D、Cは線膨張率が異なります。
接着しようとする材料の線膨張率に近いグレードを選んでください

グレード アロンセラミックE アロンセラミックD アロンセラミックC
液物性 外観 白色ペースト(一液) 白色ペースト(一液) 白色ペースト(-液)
主成分 ジルコニア・シリカ アルミナ シリカ
粘度
(mPa・s,20℃)
50,000 50,000 70,000
硬化物 線膨張率(/℃)
0~600℃平均
4×10-6 8×10-6 13×10-6
線膨張率
適用材質 コーディエライト、
耐熱ガラスなど
アルミナ、ルチルセラミックス、
ステアタイトなど
炭素鋼、ステンレスなど
容量 150g、1kg

異種材質の嵌合耐熱接着強さ

被着体
(ピン)(カラー)
常態接着強さ(N/mm2 300℃熱老化性(N/mm2 熱老化後の強度保持率(%)
炭素鋼-炭素鋼 51 48 93
炭素鋼-SUS304 57 41 72

グレード /アロンセラミックD 、加熱条件/ 300℃×1時間加熱後、常温で測定

  • 取扱い注意事項に関しては、当社発行の製品安全データシートをご参照ください。

よくあるお問い合わせ

Q.推奨硬化方法を教えてください。

A.使用方法例をご確認お願いします。

Q.塗りにくいので薄めたいのですが、水で薄めてもよいでしょうか?

A.可能です。少しづつ(数%程度)添加してご確認お願いします。

Q.接着剤の塗布範囲に指定ありますか?

A.加熱反応中に水を発生するため、その水を外部に放出させる必要があります。
従いまして、面接着は1cm2以下でお願いします。
大面積の接着は、ドット塗布やビード塗布して接着をご検討お願いします。

Q.気密性はありますか。

A.アロンセラミックの硬化物は多孔質であり、気密性はありません。

Q.絶縁性はありますか?

A.アロンセラミックの硬化物は多孔質です。
絶乾状態であれば絶縁性はありますが、湿度が高くなるに伴い吸湿して、絶縁性は低下します。

Q.アウトガスは発生しますか?

A.アロンセラミックは水を溶媒としており、また加熱反応中に水を発生します。
従いまして、水を主成分としたアウトガスは発生します。

Q.アロンセラミックの熱伝導率の値を教えてください。

A.代表値を以下に示します(W/m・K)。
アロンセラミックC:0.66
アロンセラミックD:0.79
アロンセラミックE:0.37

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