2005年10月31日

新製品上市案内

東京都港区西新橋一丁目14番1号
東亞合成株式会社 機能材料事業部

車内VOC対応アルデヒドキャッチャー「ケスモン」NS-231

東亞合成株式会社(本店:東京都港区。社長:山寺 炳彦)は、VOC物質であるホルムアルデヒド、アセトアルデヒドの低減効果を大幅に向上させた「ケスモン」NS-231の開発に成功し、2005年11月上市いたします。(本年2月、(社)日本自動車工業会が発表した車室内のVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)低減に関する自主的な取り組みを受けたものです)。

東亞合成(株)は、銀系抗菌剤「ノバロン」、無機/有機ハイブリット防カビ剤「カビノンTM」、無機系消臭剤「ケスモン」を中心にアメニティー分野の材料開発に注力してまいりました。「ケスモン」は当社が長年にわたり培ってきた無機機能材料の精密合成及び複合化技術を用いて独自に開発した無機系消臭剤であり、生活空間に存在するさまざまな悪臭に対して優れた消臭効果を示します。悪臭ガスと化学的に反応するため即効性に優れるとともに、従来の材料では消臭することが難しい低濃度域の悪臭も確実に消臭でき、また消臭容量も大きく持続性に優れます。また、熱的、化学的に安定な材料であり、不織布、繊維、成形品等の幅広い用途に適用されています。

「ケスモン」の特徴
  • 即効性

    塩基性ガス(アンモニア等)、酸性ガス(酢酸等)、アルデヒド系ガス(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド)、硫黄系ガス(硫化硫黄、メチルメルカプタン)などさまざまな悪臭ガスを短時間で消臭する。

  • 耐候性

    熱、紫外線に対して安定なため、添加した材料の変色が少ない。

  • 持続性

    従来の消臭剤に比べて消臭容量が大きく、消臭効果の持続性が期待できる。

一般的にホルムアルデヒドよりアセトアルデヒドを低減することは難しいといわれておりますが、「ケスモン」NS-231は従来のアルデヒド消臭剤比で約10倍以上の容量をもち、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドいずれに対しても効果が発現し易くなっています(当社比)。車内の様々な部品に添加することにより、特に難しいとされていたアセトアルデヒドを大幅に低減させることが可能であり、また、耐熱性を向上させた製品も開発しており、加工方法の選択が広がり利便性を高められると期待しています。

  • アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド低減速度

    • テトラーバッグにNS-231 0.1g、アセトアルデヒドガス1Lを注入し、残存ガス濃度を検知管で測定(110ppmのアセトアルデヒドが5分後に、検出限界(0.2ppm)以下に低減している)。
  • NS-231のアセトアルデヒド消臭容量


    NS-231は当社従来品の約10倍以上のアルデヒド消臭容量を持つ。

また、NS-231と各種ケスモンを組み合わせることにより、アセトアルデヒドだけではなくタバコ臭等の複数ガス低減も可能であり、エアーフィルター、空気清浄機での利用も可能です。

車内装部品、空気清浄機分野で約10億円規模の市場が見込まれます。

記事問い合わせ先
〒105-8419 東京都港区西新橋1-14-1
東亞合成株式会社 機能材料事業部 高木 公博
TEL.03-3597-7372
FAX.03-3597-7297
E-mail:new-inorganic@toagosei.co.jp
製品問い合わせ先
東亞合成株式会社 本店営業部 機能材料G
TEL.03-3597-7265
大阪支店 アクリル・機能材料G
TEL.06-6446-6564
E-mail:new-inorganic@toagosei.co.jp

以上