2001年2月22日

「経営改革」について

東亞合成は、「化学事業を通じてより多くの人々とより多くの幸福を分かち合う」企業理念の下に、現在の大競争時代を勝ち抜き、永続的な発展を続けていくために、従来の発想や業務の方法を大幅に見直し、経営改革と会社体質の変革を進めてまいります。
まず、コーポレートガバナンスの仕組みの変革として取締役員数の少数化(15名から7名)、担当常務制の廃止、執行役員制の導入を図り、外部環境の変化に即座に対応し得る経営システムを構築します。次に、ホワイトカラーの生産性向上を積極的に進めるべく、全社の管理部門を本社に集約化(ビジネス・サポート・センターの設置)し、併せて顧客サービス体制の拡充を図るためサプライ・チェーン・マネジメント・センター(SCMC)を設置いたします。これにより全社間接部門の人員を30%削減(73名)し、この人的資源は、弊社のコア事業である基礎化学品事業、アクリル製品事業ならびに機能製品事業の強化と、中長期的視野を睨んだ新規事業の展開戦力に振り向けてまいります。

更に経営改革に合わせ、経営管理手法の改革(「ITによる経営管理」)を行います。
具体的には、ビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR=業務改革)を実施し、2002年1月かららエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP=統合基幹業務システム)を導入します。これにより、経営管理の高度化・リアルタイム化を図りますが、将来は当社関係会社にもBPRの推進・ERP導入を拡大し、東亞グループ全体での競争力を高めてまいります。

今回の「経営改革」に合わせ、4月1日付けで次のとおり組織変更を行います。

組織変更の概要
  1. コーポレートガバナンス

    取締役会 経営会議 代表取締役 執行部門(基礎化学品事業部、アクリル製品事業部、機能製品事業部、本店営業部、大阪支店、名古屋支店、名古屋工場、徳島工場、高岡工場、坂出工場)コーポレート部門(経営企画部、新事業企画開発部、管理部、業務部、技術統括部)関係会社社長会

  2. コーポレート部門として、次の5部を置く。
    経営企画部 経営の根幹に係わる企業戦略の企画立案。
    新事業企画開発部 新事業・将来事業の企画・開発研究、知的財産権の管理。
    管理部 人事・総務、財務・経理、情報システムを一括管理。また、それらに関する事務管理はビジネス・サポート・センターに集約。
    業務部 営業部門の総括、購買・物流業務を一括管理。また、受発注業務を含むそれらに関する事務管理は、サプライ・チェーン・マネジメント・センターに集約。
    技術統括部 技術、環境、品質保証を一括管理。
  3. 執行部門として、基礎化学品事業部、アクリル製品事業部、機能製品事業部の3事業部、本店営業部、大阪支店、名古屋支店の3営業拠点、名古屋工場、徳島工場、高岡工場、坂出工場の4工場を置く。

以上

本件に関するお問い合せ先:東亞合成株式会社 総務部
TEL 03-3597-7215