中期経営計画

中期経営計画(2014年~2016年)について-中計ALL TOA 2016 “強靭化そして創造へ”-

東亞合成グループは、特色ある高機能製品を継続的に生み出すとともに、新製品・新事業を創出し、成長を続ける“価値創造型高収益企業グループ”を目指しています。「中計ALL TOA 2016 “強靭化そして創造へ”」は、創立70周年に当たる2014年をスタートとして、生産部門をはじめ全ての部門の業務改革を遂行するとともに、社員が前向きに改革に挑戦する企業風土を確立し、次世代に向けた新製品開発を継続して行える会社への転換を強力に推し進めていくことを主眼にしています。それらの施策を通じて、事業体質の「強靭化」と新しい事業・製品の「創造」を実現していくことで、2016年の業績目標として、連結売上高1,700億円、連結営業利益185億円、売上高営業利益率11 %を目指してまいります。

1.中期経営計画「中計 ALL TOA 2016 “強靭化そして創造へ”」の概要

(1)テーマ

本質的な最重要課題に真正面から取り組み、当社グループの将来に向けた事業基盤強化を実現する中期経営計画とします。存在感のある化学メーカーを目指すために、従来の常識や発想を超えた抜本的な改革に挑戦し、次の1.~3.を新中計の骨子として、計画を策定しました。

  • 次世代新製品開発
  • 既存事業の生産・販売体制の強靭化と質的転換
  • 魅力ある会社への質的転換

現中計では“英知と連携 ALL TOA 2013”をテーマに、グループが一丸となり、連携強化を進めてまいり、関係会社の一体化もほぼ完了しました。さらなる飛躍・発展をするために、新中計では、製造および販売部門での抜本的な改革による“事業体質の強靭化”と“新事業、新製品の創出”を強力に推し進めます。この期間を次のステップに上がるための変革をさらに推し進める重要な期間であると認識し、全社員の英知と実行力を結集するために、テーマを“強靭化そして創造へ”と定めました。

(2)「中計ALL TOA 2016 “強靭化そして創造へ”」の業績目標

最終年度の2016年の数値目標は、下記の通りとします。また成長戦略のための設備投資は、3年間で400億円を予定しています。

  2013年実績 2016年目標
連結売上高 1,510 億円 1,700 億円
営業利益 145 億円 185 億円
売上高営業利益率 9.6 % 11 %
当期純利益 96 億円 130 億円

(3)成長戦略

1 次世代新製品開発
事業部単位の研究体制からR&Dセンター全体で各部門にわたる研究開発力の底上げを図る研究開発体制に変更し、基礎研究~応用研究~製品開発~生産技術開発の一貫体制により新製品開発を加速させます。また、技術のブレークスルーにとって最も大事な真理追及への情熱と夢を原動力とし、研究員一人ひとりの創造力とスキルを向上させ、長期的な展望を持ちながら新技術や新製品の開発を一層推進させます。
2 既存事業の生産・販売体制の強靭化と質的転換
生産関係の主力部門である電解工場、アクリル工場で、プロジェクトチームによる業務改革を集中して進めます。革新的製造技術の導入によるコスト削減、生産性向上により、競争力強化を図るとともに、人財育成や技術の伝承により安定的な生産体制を確立します。次世代へ持続的な成長ができるように工場運営全般について、過去の慣習にとらわれない改革を行います。
営業活動を質・量ともに充実させることにより顧客数の増加、ニーズの拾い上げ、タイムリーな価格是正等を確実に遂行し、利益の改善、拡大を図ります。
接着剤、アクリルポリマー、光硬化型樹脂の海外拠点での生産体制の最適化、販売体制の強化に努めます。北米における新製品開発を進めるとともに、アジア地域でのさらなる競争力強化に向けてアジア拠点の拡充を進めます。
3 魅力ある会社への質的転換
シニア世代の活躍の場の創出や給与水準の改定等の雇用環境を整備し、従業員一人ひとりがやりがいを持って、前向きに改革に挑戦できる企業風土への質的転換を進めてまいります。

(4)経営施策

1 人財となるべき人の活用
当社グループの従業員が、それぞれの持ち場で持てる能力を発揮できる人財に成長できるように一人ひとりが自己研鑽に努めることを基本とし、分野スペシャリストやグローバルに活躍できる人財を育成します。将来の経営を支える人財を能力主義に基づいて登用すると共に、みんなが安心して働ける機会を提供します。また、定年延長に伴うシニア世代の活躍の場を提供します。
2 部門間の連携強化
当社グループの関連業務について、さらなる標準化と一体化を進め、業務効率をアップします。部門間の連携によって成長戦略を速やかに実行します。さらに、当社事業を補完する社外と連携することによって新製品、新事業創出を加速します。
3 CSR(企業の社会的責任)の深化
「化学事業を通じてより多くの人々とより多くの幸福を分かち合う」という企業理念の下、当社グループのCSR方針をもとに各部門がCSR目標を策定し、海外拠点を含めてCSR活動(「コンプライアンス」、「コーポレート・ガバナンス」、「RCマネジメント」、「社会貢献・コミュニケーションの充実」)をさらに推進します。

2.「中計 ALL TOA 2016 “強靭化そして創造へ”」事業部門のアクションプラン

(1)基礎化学品事業

既存事業の基盤強化と高純度無機製品の収益拡大

  • 三工場(名古屋、横浜、徳島)最適生産体制の構築
  • ガス拡散電極法の導入による競争力強化と電解事業の拡充
  • 高純度無機製品の事業拡大
  • 工業ガス事業の基盤強化

(2)アクリル製品事業

重要テーマの仕上げと川下領域での新事業開発および海外事業の最適化

  • モノマー事業改革による恒常的黒字化、ポリマー事業の新規用途開発と利益最大化、および光硬化型樹脂事業の新製品開発とコストダウン
  • シンガポール事業の安定収益構造の確立
  • アクリル事業強化プロジェクトによる専任体制での集中的な新事業開発

(3)機能製品事業

瞬間接着剤の新製品開発と高付加価値製品の事業拡大

  • 瞬間接着剤は、一般用の国内外での新製品上市と工業用の国内シェアアップ
  • 機能性接着剤の新規開発による収益安定化
  • 建材事業の事業拡大
  • 環境アメニティ製品の川下展開の推進と市場開拓
  • 二次電池用材料の開発

(4)樹脂加工製品事業

管工機材事業の再構築と介護用品の拡充

  • 工場将来構想に基づく生産体制の再構築とコスト削減に向けた抜本的な改革
  • 介護用品のレンタル分野への参入
  • 介護用品「安寿」の開発力アップと差別化製品の上市による事業拡大

以上