新しい研究開発の体制で効率が格段にアップ
 常に新しい製品を創り出すことを求められる化学会社にとって、研究開発は事業の起点と位置づけられます。東亞合成では、現在の事業の周辺と延長線上の研究を各事業部が担当し、将来を見据えた新分野の研究を「コーポレート研究」として、全社的に取り組む体制としています。
次世代中核製品の企業化を推進
 エレクトロニクス関連で、半導体レジスト用原料の特殊シリコンであるTRIES(Triethoxysilane)が着実な成長を続け、半導体製造用の窒化ケイ素膜の材料である六塩化二ケイ素(HCD:Hexachlorodisilane)も伸びています。また、製品として有機・無機ハイブリッド材料となるシルセスキオキサンは、米国のMayaterials社との提携で品揃えを充実させ、より広範囲な用途展開を図っています。
 ライフサイエンス関連では、先端科学研究所を拠点とし、大学との共同研究を中心にバイオインフォマティックスの研究に取り組み、医薬品や再生医療に適応可能な機能性オリゴペプチドの開発を行っています。
将来技術の中核となる技術の探索とコア技術の獲得
 当社は、次世代モバイル用表示材料技術研究組合(TRADIM)に参加し、得意分野である接着剤開発を担当しています。他社との総括的な研究開発が順調に進み、第二段階に入りました。最近注目が高まっているバイオインフォマティックス関連では、ペプチドによる神経分化(Neuron Differentiation)に関する横浜市大医学部との共同研究が、JST(科学技術振興機構:Japan Science and Technology Agency)の革新技術開発研究事業(Research Program in Innovative Technology Development )に採択されました。
オール東亞の連携によるR&Dの成果を期待
 無機高純度品に関しては、基礎化学品事業部と関係会社である鶴見曹達が分担・協力して研究開発を加速させていく体制としました。アクリル事業部の高分子関連の研究開発に関しては、光硬化型樹脂や、アクリルポリマーなど当社の優位性を発揮できるテーマを重点的に実施いたします。また、機能化学品事業部の機能化学品研究所では、新規接着剤や建材製品など、その機能の高さを実感いただける製品の開発に注力してまいります。
 関連する関係会社との連携を一層密にして推進することが必要と考えています。

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