光硬化型SQ シリーズ(以後「SQ シリーズ」)とは、SQ 骨格(無機ユニット)に光重合性基(有機ユニット)を導入した新しいタイプの光硬化型有機-無機ハイブリッド材料です(図2)。光重合性基として、ラジカル重合性のアクリロイル基(AC)とメタクリロイル基(MAC)、またはカチオン重合性のオキセタニル基(OX)を有しています。SQ 骨格は、前述したようなランダム構造やカゴ型構造などから成っています。
SQ シリーズは光や熱で良好に硬化します。硬化前の外観は無色透明の粘稠性の液体です(写真1)。光硬化のモデルを図3に示しました。光重合性基が反応して分子間架橋(硬化)が進むと、有機の領域と無機の領域とが分子レベルで複合化したような有機-無機ナノハイブリッド構造を構築すると考えられます。従って、得られた硬化物は、高硬度、透明性(写真2)、高耐熱性、高耐候性等の特長を有することになります。
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